支援状況
武蔵野児童学園では、本園に「幼児1部屋・男子2部屋・女子2部屋」ユニットが5組の計34名、6名定員のグループホームが3ヶ所計18名の合計52名が生活を送っています。
子どもたちは、地域の学校に通います。基本的には心身健康な子どもたちですが、中には軽い障がいを持ち、特別支援学級や特別支援学校に通ったり、継続的に通院が必要なケースもあります。
職員の体制
子どもに直接関わる児童指導員・保育士は、早番・遅番・宿直の交代勤務で、24時間子どもたちを支援します。その他、給食関係の栄養士、調理師も、お弁当を作る早番や夕食を作る遅番に分かれています。
子どもたちの1日
平日
6:30 | 起床 |
---|---|
7:00 | 朝食 |
7:45 | 登校 |
15:00 | 下校 |
宿題・余暇・入浴 | |
17:30 | 公文学習 |
18:30 | 夕食 |
入浴・余暇 | |
21:00 | 就寝 |
休日
7:30 | 起床 |
---|---|
8:00 | 朝食 |
9:00 | 公文学習(日・祭日なし) |
余暇(外出) | |
12:00 | 昼食 |
余暇(外出・ゲーム) | |
入浴 | |
18:30 | 夕食 |
入浴 | |
21:00 | 就寝 |
※年齢や部屋により時間は前後します。
生活ルール
下記「ルールの基本」を踏まえた上で、規則正しく社会的な生活を送れるよう各種の規則を設け指導を行います。
ルールの基本
- 自分が大切にされる存在であること。
- 自分と共に一緒に暮らす友人や周りの人も大切にすること。
- お互いに誰も大切な存在であること。
①外出の範囲、行き先、門限 | 夏日課と冬日課、および年齢や本人の安全面により変わる |
---|---|
②ゲーム | テレビゲームが共用で有。個人で所有する場合は個別対応。 |
③携帯電話 | 高校生から所持を認めている。学校生活、学園生活が安定していることが前提。 支払いは小遣いやアルバイト代から個人で支払い。 |
④生活の手伝い | 年齢や発達に応じて決める。主に掃除・洗濯・食器洗いなど |
⑤学習 | 小学生:公文学習で基礎学力の定着。 中高生:学習専門職員による園内塾、園外の一般学習塾、学習ボランティアの利用。 |
学園施設・設備
平成29年に現在の場所へ新築移転。子どもたちが、安心して快適に過ごせるよう、各種施設・設備を整えています。
ユニット個室
幼児棟遊び部屋
ユニット内リビング
心理室プレイルーム
学習室
心理室
面会室
職員室
園舎・中庭
グループホーム
本体施設から独立させ、より家庭的な雰囲気のなかで養育を行っています。また、近隣住民の皆様と適切な関係を保持しつつ地域で暮らすことで、子どもの社会的自立を促進するために、地域の住宅を借り上げています。現在、本園から徒歩約4分圏内、同じ町内に3つのグループホームがあります。施設の定員52人のうち、18人がグループホームで生活しています。
すずらんホーム(地域小規模児童養護施設)
ひまわりホーム(地域小規模児童養護施設)
なのはなホーム(施設分園型グループホーム)
「すずらんホーム」「ひまわりホーム」「なのはなホーム」に、各6人の子ども達が生活し、各ホームに3人の専任職員と補助職員、グループホーム支援員が支援にあたっています。各ホームは男女混合縦割り編成で、幼稚園児から高校生までが一緒に生活しています。
※食事は月~金曜日は本園と同じメニューですが、土日祝祭日には各ホームごとの献立で工夫しながら提供しています。
※ホーム単位で外出行事を計画、実施しています
地域交流
地域で暮らす一員として、さまざまな行事・イベントを通して近隣住民の皆様との交流を行い、相互理解を深めています。
主な地域交流イベント・行事
- サマーフェスタの実施。
- 敬老訪問:近隣のお年寄りに、子ども達のメッセージを添えた洋菓子をお届けしています
- クリスマス訪問:日頃お世話になっている方々へ手作りクッキーを子どもが届けます。
- グループホームでの日常的な交流。
ボランティア・実習の受け入れ
武蔵野児童学園では、学習ボランティアをはじめ、理髪や縫い物など生活・消耗品サポート、ピアノ・音楽、生花、環境整備などのボランティアの皆さんを受け入れており、職員だけでは対応できない支援のお手伝いをしていただいています。
また、将来の児童教育・福祉の担い手として、実習生の受け入れも行っております。これまで、年間20校程度の保育実習と心理実習、養育家庭4~6名を受け入れ、業務を補助してもらいつつ、子どもたちとの時間を一緒に過ごしていただいています。
フレンドホーム募集
フレンドホームとは、 週末や夏休みといった長期休みの期間にご都合のよい数日間、
武蔵野児童学園で暮らす子どもをお預かりいただく制度です。
施設で暮らす子どもに家庭生活を体験させてもらうものです。
詳しくお知りになりたい方は、東京都福祉保健局「フレンドホーム制度のあらまし」をご覧ください。
この制度は各施設での登録制となっております。
興味をお持ちいただけましたら、下記へお気軽にお問い合わせください。